ホワイト企業認定が採用ミスマッチを防ぐ

私たちが運営事務局を務める「ホワイト企業認定」は企業側と労働者側それぞれに非常に大きな価値を生むビジネスだと考えています。企業にも企業のそれぞれの考え方があり、求職者にも求職者それぞれの考え方があるため、一つの概念で企業を括ってしまうことは間違っていることかもしれません。ただ、それでも私たちが実現したいことは企業運営の「客観視」なのです。企業が会社経営の運営ルールを守っていることを大前提に、企業の特性を客観的に伝えることができれば、本当に求める人の入社につながる。そうすることで社会課題である「若年者の早期離職」を防ぐことができます。ホワイト企業認定は、そのような企業のありのままのすばらしさを伝えるためのツールなのです。
ホワイト企業化へのステップ


ホワイト企業とは?
私たちはブラック企業の反対をホワイト企業を呼んでいるのではなく、「家族・友人に入社を勧めたい会社」と定義しています。それでは、家族に入社を勧められる会社は次の3つの要素を大切にしていると考えています。
大切にしていること 1

~労働基準法は企業を経営する上での最低限のルール~
経営する上で、労働基準法を遵守することは企業のルールだと私たちは考えます。企業側からの視点でいえば、労働基準法は労働者を保護するための法律。きっちりと遵守するだけでもそれなりの負担がかかります。ですが、例えばスポーツ選手がルール違反を勝利を勝ち取った場合、ファンの皆様に心から応援をしてもらえるでしょうか。多くの人に支えらえている企業経営。ホワイト企業は前提として労働基準法をしっかり守っている企業であるべきと考えています。
大切にしていること 2

~長期にわたって健全な経営を続けられる優れたビジネスを行うことができる企業~
経営の本質は収益を上げること。しっかりとした収益を出さなければ当然従業員の雇用を守ることができません。ホワイト企業は、自社で行うビジネスが、高い安全性・安定性を有し長期永続が可能でありまた、生産性向上の施策を積極的に行いビジネスをさらに推進させている必要があると考えています。時代の変化によって当然良いときも悪い時もやってきます。ともに働く従業員を守ることができる企業こと素晴らしいと考えています。
大切にしていること 3

~従業員と労働環境の多様性の尊重が働きがいを創り出す~
大企業を中心に先行して取り組まれている「ワークライフバランス」「女性活躍」「多様な就業形態」などは、今では中小企業にも多く浸透し、制度として実現しています。仕事は人生においても長期間にわたって取り組むべきもの。そしてそれぞれ違う価値観を持った人々がともに働くものでもあります。その個性を尊重し、心理的安全性を確保できる企業こそ、働きがいの高い組織を実現できると考えています。